東京の銭湯の歴史をひもときながら、銭湯が社会に果たした役割や変遷を知ることで、新たな銭湯の魅力を発見できそう。
江戸時代に人々の憩いの場として広まり発達した銭湯は、時代とともにその姿を変えながら、今日まで存在してきました。
足立区千住元町より当園に移築し、保存・公開している「子宝湯」(1929年)は、にぎやかな装飾と社寺建築を思わせる外観を備え、「東京型銭湯」の特徴を表す建物です。脱衣所の外に設けられた縁側と庭、浴室壁のタイル画や富士山のペンキ絵など、やすらぎを演出する仕掛けが随所に施されています。
平成そして令和へと時代が移り変わる中、銭湯は年々数を減らしながらも、人と人が交流する場として、私たちにぬくもりと希望をもたらし続けています。
■展示構成
プロローグ〈日本入浴史〉
第1章 江戸東京の入浴事情
第2章 東京型銭湯
第3章 銭湯黄金時代
第4章 平成の銭湯
エピローグ〈銭湯新時代〉
■会期
2020年(令和2)10月24日(土)~2021年(令和3)1月31日(日)
■開園時間
10月~ 3月 9:30~16:30/4月~9月 9:30~17:30 ※入園は閉園の30分前まで
■会場
江戸東京たてもの園 展示室
■休園日
月曜日 ※月曜日が祝休日の場合はその翌日
年末年始 ※2020年12月25日(金)~1月11日(月・祝)
■主催
東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 江戸東京たてもの園
■観覧料金
※入園料(大人400円)で観覧できます。
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