なかなか旅行、特に海外旅行へは行きづらい社会状況が続いています。バリのリゾートが恋しい方も多いのではないでしょうか。本書『村落エコツーリズムをつくる人びと––バリの観光開発と生活をめぐる民族誌』は、そんなバリの観光に関わる人々を描いた民族誌です。バリのエコツーリズムの背景を学びつつ、再びバリを訪問する機会を待ちましょう。

現代文化人類学会は毎月定例研究会を開催していますが、2021年度第3回では岩原紘伊著『村落エコツーリズムをつくる人びと––バリの観光開発と生活をめぐる民族誌』を取り上げて合評会が行われます。
インドネシア随一の観光地として知られるバリ。観光による経済的な収入の増大の背景には、観光開発の負の影響も大きく受けています。著者はこのバリを調査地とし、ローカルなコミュニティのメンバーによって実践される観光活動として広がりつつあるコミュニティベースト・ツーリズムが、現地社会でどのように適用されていくのかについて、NGOやその協力者らの動向に焦点を当てて民族誌を描き上げました。
当日は、著者による内容紹介や2名の評者による論評に加え、参加者からの質疑を受ける時間も設けられます。
■開催日時
2021年6月28日(月)19時~
■開催方法
Zoomによるオンライン開催(要事前申込)
■プログラム
19時00分~19時20分 著者解題 岩原紘伊(日本学術振興会特別研究員)
19時20分~19時40分 評者①土田まどか(東京大学大学院総合文化研究科博士課程)
19時40分~20時00分 評者②神原ゆうこ(北九州市立大学基盤教育センター准教授)
20時10分~20時20分 リプライ
20時20分~ 質疑応答
■申込方法
6月25日(金)までに下記のGoogle フォームから申し込み。
6月26日以降、申込者へZoomのURLが送付される。
https://forms.gle/M6CAGZCFmbUWJFpo6
■主催
現代文化人類学会
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