ヴィデオ・インスタレーションの先駆者であり、女性、自然、身体など様々なテーマを取り上げている現代アーティストのピピロッティ・リスト。日本国内の美術館では13年ぶりの大規模個展で、身体を解放しながらアート作品の世界に没頭してみませんか。

五感を刺激する音楽と、鮮やかに彩られた世界を切りとった映像によるヴィデオ・インスタレーションで知られている現代アーティスト、ピピロッティ・リスト。
活動初期から一貫して人間の目を「血の通ったカメラ」と呼び、身体的リアリティを映像のテクノロジーに結びつけることにより、映像作品の可能性を拡張したマルチメディア・インスタレーションを30年以上にわたって取り組んできました。
美術館におけるタブーや既成概念を再考することを促す作品は、本展の大きな特徴のひとつ。リストはリビングルームを再現したような展示を「アパートメント・インスタレーション」と呼び、展示空間に食卓やソファ、ベッド、照明器具など実際の家具を配置し、様々な表面にイメージを投影します。
ソファやベッドに体をもたせて作品のなかに没入したり、作品のなかを歩き回る身体がスクリーンになって映像が無限に変化していく体験をしながら、いつもとは違うアートを体感してみませんか。
■会期
2021年4月6日~6月13日
※4月25日~臨時休館
■開館時間
9:30〜17:00(金土〜20:00)※入館は閉館の30分前まで
休館日:月
■会場
京都国立近代美術館
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■料金
一般 1200円 / 大学生 500円 / 高校生以下無料