社会や日常のさまざまな場面で存在するルール。ルールが私たちに及ぼす影響に注目しながら、デザインとの関係性や新たなルールの創り方などを多角的な視点から探ります。
私たちは、さまざまなルールに囲まれながら暮らしています。憲法や法律、社会基盤となる公共インフラや公的サービスから、当事者間の契約・合意、文化的背景に基づいた規則やマナー、家族や個人に無意識に根づく習慣、また自然環境の中から生まれた法則まで、ルールは多岐に渡り私たちの思考や行動様式を形成しています。
それらのルールは今、産業や社会構造の変化、テクノロジーの進化などに伴い、大きな転換を迫られています。実態を捉えにくく形式的になりやすいものだからこそ、私たち一人ひとりが身の回りにあるルールを意識し、その存在を疑い、自分のこととして柔軟に考えることが求められています。
本展では、法律家、コグニティブデザイナー、キュレーターが展覧会ディレクターチームとなり、それぞれの視点を融合させて、新しいルールの見方・つくり方・使い方と、これからの展覧会のあり方をともに考えていきます。
来場者同士で意見を交換してルールをつくり、投票したことが展示に反映され、会場内にあるものの配置を自由に動かし社会を構成するルールを作る参加型体験も見どころのひとつです。
■会期
2021年7月2日(金)- 11月28日(日)
■開館時間
平日 11:00 – 17:00、土日祝 11:00 – 18:00(入場は閉館の30分前まで)
※休館日:火曜日(11月23日は開館)
■会場
21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2
■入館料
一般1,200円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料
■主催
21_21 DESIGN SIGHT、公益財団法人 三宅一生デザイン文化財団