移住労働者なんて自分とは関係ないと思っていませんか?実は日本は既にOECD(経済協力開発機構)加盟国35カ国のうちトップ5に入る移民受け入れ国となっています。アジア各国の状況と比較しながら、自分ごととして移民問題を考えてみませんか?
コロナ禍は、アジア諸国の移住労働者に対する政策を、より包摂的なものへと変化させる契機となりうるでしょうか。笹川平和財団は、ヒューマンライツ・ワーキング・グループ(HRWG、インドネシア)に委託し、アジアの7つの国と地域(マレーシア、シンガポール、タイ、香港、台湾、韓国、日本)において、移住労働者が直面する課題、政府や経済界、市民社会の対応等について、調査・分析を行ってきました。今般、調査結果の出版を記念し、HRWGとフォーラム・アジアとの共催セミナーを開催致します。
移住労働者は、今回のコロナ禍で不均衡なほど大きな社会経済的影響を被り、またコロナ感染の最も深刻なリスクにさらされています。移住労働者が受ける差別と不平等はコロナ禍により悪化し、コロナ禍がグローバル経済に与えた影響に苦しんでいます。
今回の調査は、移住労働者支援の最前線に立つ研究者や市民社会団体の専門家が参加し、1)コロナ禍以前からの移民政策や、コロナ禍対応の公衆衛生政策が与えたインパクトの評価、2)移住労働者の脆弱性は、彼らの日々の生活からどのように見て取れるのか、3)政府や経済界や市民社会を含む非政府のアクターが、移住労働者が直面する課題にどのように向き合っているのか、をテーマとしています。さらに、当事者の声を集め、これを各国・地域レベルの政策的な議論に反映させることも目指しています。皆様のご参加をお待ちしています。
■日時:12月17日(木)16:00〜18:00
■開催方法:Zoom オンライン会議
※参加費無料、日英同時通訳付、申し込み先着順
■主催:笹川平和財団、ヒューマンライツ・ワーキンググループ、フォーラム・アジア
■プログラム:
16:00-16:25 | 開会挨拶 ダニエル・アウィグラ氏(ヒューマンライツ・ワーキンググループ・副ディレクター) 安達一(笹川平和財団常務理事) 基調講演 エニ・エスタリ氏(インターナショナル・マイグラント・アライアンス(IMA)会長) |
16:25-17:10 | 調査報告 アジア諸国における新型コロナ下の政策と移住労働者の経験 – 林 茉里子氏(リサーチ・コーディネーター、東南・南アジアセンター・ディレクター) – レノン・インダー・ウォン氏(移住労働者支援センターTaoyuan・ディレクター) – アンディカ・ワハブ氏(マレーシア国立大学) モデレーター:アデリン・ティネシア氏(オーストラリア国立大学) |
17:10-17:50 | コメント・ディスカッション – ウマル・ハディ氏(在韓国インドネシア大使) – シャミニ・ダルシュニ・カリムエトゥ氏(フォーラム・アジア・常務理事) モデレーター:ラフェンディ・ジャミン氏(ヒューマンライツ・ワーキンググループ・シニア・アドバイザー) |
17:50-18:00 | 閉会挨拶 ムハマド・ハフィズ氏(ヒューマンライツ・ワーキンググループ・ディレクター) |
■使用言語:日本語及び英語(日英同時通訳提供)
■お申し込みについて:下記「詳細はこちら」からリンクしているイベント公式サイトよりお申し込みください。
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